有川浩 メディアワークス 2007年
なかなか読み進みがスムーズに行かない。
各組織の立場が理解しづらい。
図書館内乱を読んだ時にも感じたこと。
有川浩の作品だから読み終えることができたようなもの。
今時、勤務中に頭を叩いたり撫でたりするような
スキンシップはしない。しばしば上官が部下を触るシーンが
作者の欲求不満を表現しているように思えてくる。
私にとっては邪魔な描写。
それより茨城の図書館の業務部の女の子達が成長して行く過程や、
茨城の図書館の館長がやり込められていくシーンが痛快だった。
グダグダした恋愛描写と、一方ではしっかり成長していく場面が
程よくあって結局は面白い本ということになろうか？
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