まさかこんなに涙が出てくるとは!
岬洋介の揺るぎない真っ当な人間性が好きで
今は中山七里の作品を立て続けに読んでいる。
今回のはショパンコンクール開催中に起きた、
殺人事件、テロの犯人を捕まえた話。
コンクールでは本番で持病を発症し、入賞は逃したものの、
演奏が戦場で流れて、敵の心に響き、人質が解放された。
これに国のトップが感動して、テレビで岬に感謝の意を表する
ことになった。コンクールでは入賞できなかったが、それに
匹敵するほどの世間からの評価を得ることになった。
公園で出会った少女がテロの被害者となり、冷たくなっていく体を
抱き続ける洋介。テロリストに対する怒りを共感する。
ただ犯人が捕らえられる場面には違和感があった。
どんだけ警察は頼りないんだよって。
やりすぎ感がありました。でも泣きました。
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